あらすじ

平和で穏やかな時間が流れる島「雉飼島」に傷ついた4人の武士が流れ着いた。
島長である平居家、その長女にあたる「水魚」に発見され、なんとか命を取り留めた四人だったが、その内の一人「高木勘兵」は島に伝わる劔冑の話を聞くと、殊勝な態度から一変した。

「実はな……俺の劔冑はここへ来る前にある男に壊されてしまってな…
どうしても新しい劔冑が欲しいのだ」

逆らえば島民を皆殺しにする、と刀を突きつけて脅し、平居家次女「海魚」に劔冑の元まで案内させた勘兵は、なおも抵抗する平居家家長の「玄造」を切り捨ててその劔冑を装甲する。

「血……血……血を吸わせろ
数多の人の血を我が身に注げ」
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かくして、島に封印されていた災いを招く劔冑「天目一箇命草薙」が解放され、雉飼島は地獄と化した。
島民は次々と虐殺され、遂に水魚もその魔手に捕らわれてしまう。

「神様でも悪魔でも何でもいい…
私の命と引きかえでいいから…この鬼を……
殺してェっ!!」

その刹那、水魚の目前に血のように紅い「鬼」が現れた。
全身に血糊を浴びたような禍々しい輝きを纏った真紅の劔冑。

村正――狂った鬼。

高木勘兵はその劔冑をそう呼んだ。

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キャラクター紹介

湊斗景明:みなとかげあき

善悪相殺の呪いがかかった劔冑「村正」を纏い、銀星号を追う武者。
戦闘の末、逃げ延びた「高木勘兵」を追って雉飼島にたどり着く。

平居水魚:ひらいまな

雉飼島の島長、平居家の長女。
浜に流れ着いた「高木勘兵」とその仲間を助ける。
草薙を身につけた「高木勘兵」に殺されかけた所を村正に助けられる。

平居海魚:ひらいみな

雉飼島の島長、平居家の次女。平居水魚の妹。
島に伝わる劔冑の存在を知った「高木勘兵」を島民を傷つけない事を条件に草薙の元まで案内する。

高木勘兵:たかぎかんぺい

“卵”に侵された劔冑の太刀を持つ武士。
村正との戦闘で劔冑を失い、雉飼島に流れ着いたところを水魚に助けられる。

更科右近:さらしなうこん

高木勘兵と共に雉飼島に流れ着いた乾分(こぶん)のひとり。
島に封印されていた劒冑の一つ“坤竜”を纏う。

柳田喪左ェ門:やなぎだもざえもん

常にニヤニヤと不気味に笑っている、
高木勘兵の乾分。猿のように身のこなしがとても軽い。

キャラクター紹介

村正:むらまさ

景明が纏う紅い甲鉄の劒冑。
敵を殺したら味方も殺さなくてはならない善悪相殺の誓約を備える。
独立形態は“蜘蛛”。陰義は磁気操作。

草薙:くさなぎ

雉飼島で、代々御神体として崇め守られていた劒冑。勘兵と契約する。
村人たちは御神器“天目一箇命草薙(アメノマヒトツノミコトクサナギ)”と呼ぶ一方、“鬼”とも“呪われた劒冑”とも呼んでいる。独立形態は“海蛇”。陰義は毒。

坤竜:こんりゅう

更科右近が駆る劒冑。
独立形態は“蛸”で、水中を移動することもできる。
陰義は血液隠形。

乾雲:かんうん

柳田喪左ェ門が駆る劔冑。
雉飼島に封印されていた劔冑のひとつで、独立形態は“烏賊”。
陰義は臓物操作。

  • 装甲悪鬼村正
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